【法政】狙い目の試験方式はどれだ!?過去6年の受験者数と倍率の推移から探ってみます。

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過去6年間の受験者数と倍率がどのように推移してきたかを確認するシリーズの2回目は法政大学です。

※本ブログの数字には理系学科は含まれていません。

全体

毎年のように志願者数ランキングの上位に顔を出す法政大学。昨年度は全国4位の受験生を集めました。

その理由のひとつにオーソドックスな試験方式が充実していることが挙げられるかもしれません。

一般試験では通常型のA方式、全学部共通型のT日程方式、英語外部利用方式、共通テスト利用方式では私立専願受験生向けの3科目型と国公立併願受験生向けの5科目型。

英語外部利用方式は一部の学科では採用されていなかったり、GISだけ少し特殊な内容になっていたりしますが、概ねどこも似たような試験方式を採用していて非常に分かり易いです。

そんな法政大学であっても、受験生の絶対数は減少傾向にあります。下記グラフでは2018年度以降の受験者数と倍率の推移を表していますが、2022年度に大きく回復したのも束の間、2023年度はまた下がってしまいました。結果的に2018年度と比較して受験者数で▲22,227人、倍率は▲3.3ポイント低下しています。

一般方式

T日程、A方式、英語外部利用の3種類の試験方式を集計したものが下記グラフです。やはり目立つのは大幅な倍率低下(▲3.9ポイント)で、受験者数が▲11,859人減っているにも関わらず合格者数を4,000人近く増やしたことに依りますが、明らかに易化していると言って良いでしょう。それでも4.5倍というのは早慶上智GMARCHの中ではトップクラスの倍率ではあります。

一方、河合塾が11/20に発表した入試難易度ランキングでは法・政・経営などの人気学科の予想ボーダーが57.5に下がったため、今年度の受験者数は2022年度を超えてくる可能性があります。

偏差値60切りは心理的なハードルが一気に下がりますよね。

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共通テスト利用方式

2021年度まで急激に受験者数を減らしてきましたが、反動もあって若干回復気味です。それでも▲10,368人の▲2.6ポイント。倍率は3.3倍にまで低下しています。

今年度はボーダーが低下した学科も数多くあり、かなりの増加が予想されますが、チャレンジする価値は十分にあるのではないでしょうか。

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続いて他の関東私学難関校と比較していきます。

他大学との比較

全体

関東私学難関大学の中ではナンバーワンの減少数です。減少率でも▲24%となっていて単純な受験人口の低下では説明が付かないレベルの減り方です。

一般方式

一般方式だけで見ると、他大学の減り方とそれほど変わりありません。

共通テスト利用方式

一方、共テ利用だけで見ると中央大学と並んで減少幅が非常に大きいことが分かります。両校の受験生からは共テ利用が敬遠されつつあるようです。共テの試験内容が複雑化していて一般方式の対策と両立が難しくなっているのかもしれません。

共通テスト対策をしてきた受験生は倍率もボーダーも下がっている共テ利用方式が狙い目と言えるでしょう。

 

昨年の志願状況はこちらへどうぞ

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次回は中央大学について見ていきます。