GMARCHの試験日程も終盤戦に入った2/10。法政大学の志願者数がようやく確定しましたので今さらですがチェックしてみます。
☆集計の都合で文系学科に特化した内容です。
試験方式をざっくりと整理。
T日程入試(全学部統一日程)
2科目のみ。
A方式入試(個別日程)
3科目試験。GISのみ英語は外部試験スコアを得点換算して利用。
英語外部利用入試
出願資格型。T日程と同一問題の1科目で判定。GISのみ外部試験スコアを得点換算して2科目で判定。
B方式/C方式入試(共通テスト利用方式)
B方式は3教科、C方式は6教科。
全学部統一日程が2科目で受験できたり、英語外部利用入試が1科目で受験できたりと、何となくGMARCHらしくない。偏差値帯が低めの大学で見かける方式です。
こういった方式は倍率も非常に高くなりますし、上位校志願者の滑り止めとして使われてしまうので、法政狙いの受験生は避けた方が良いと思いますね。
以上を踏まえて志願者の推移を見ていきましょう。
まずは全体から。
▲8,232人(▲10.4%)の大幅減です。それでも一昨年以上の志願者数を集めてますので、人気は継続です。
続いて学部別の動向。
今年度の減少よりも、昨年の激増っぷりに目が行きます。経営、経済、法といった主力学部の増え方が尋常でありませんでした。
残念ながら2021年度データが残っておらず2019年度との比較しかできませんが、昨年度は最大で5下げてますね。経営経済55だったら狙うよなぁ。
で、今年度は偏差値戻してるので志願者も減少、と。
続いて共テ利用とそれ以外の傾向を見てみます。
まずは共テ利用。こちらは続伸してるんですね。
下のグラフは学部別のものですが、さきほど下げていた主力学部のうち経済だけは続伸していることが分かります。
受験生が共テ利用の志願校を決める際の参考にするであろう、共テ前の11月発表ボーダー得点率を見てみるとおおよその理由が分かります。
経済は低めです。GMARCHで比べてもボーダー75%前後と言うのはかなりお得。ワンチャン勢が押し寄せるのも分かります。
で、共テ利用以外はと言えば・・・
軒並み減少。こちらは素直に偏差値の戻りに合わせて反動しました。
という訳で、今日は法政大学の志願動向を確認してきました。この2年の大きな変動は河合のボーダーライン変更に依るものと結論付けて良いと思います。
来週からいよいよ私学最高峰の早慶の試験が始まり、私立大学の受験も佳境に入ります。頑張って下さい!