【立教】ようやく始まる2次発表。追加合格を多く出してきた学科は意外にも・・・

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この週末、1次発表から2週間以上が経過した立教大学で漸く2次の合格発表があります。補欠制を取らないため、未合格者の多くが待ちわびているのではないでしょうか。

本記事では先日記事にした発表回別の合格者数をグラフ化して掲載し直し、全合格者に占める追加合格の割合もグラフに盛り込みました。

単なる数値より直感的に追加合格と正規合格の比率が感じ取れるのと、傾向も見えると思います。

集計した試験方式

追加合格発表される下記方式

  • 2018-2020

  一般入試(個別学部日程)

  • 2021-2023

  一般入試(全学部共通日程)

  一般入試(文学部個別日程)

 

文系全学部

やはり2021の3次/4次発表の異常な多さが目に付きます。その後はコロナの落ち着きと定員厳格化緩和もあって、1次合格を増やす傾向も分かります。

この流れは今年も大きく変わらないと予想しています。

続いて学部別に確認します。

※新方式の前後で傾向が全く異なるため2021以降に焦点を当てて確認することとします。

文学部

昨年は文芸思想以外の全ての学科で追加合格を大幅に減らしたことが分かります。

キリスト教

英米

独文

仏文

日文

文芸思想

教育

異文化コミュニケーション学部

年々志願者数を減らしている看板学部の異文化。昨年は1次合格を半減させた結果、大量の追加合格を出すこととなりました。

今年は募集人員を25%以上増やし、河合のボーダー偏差値が65に下がったにも関わらず志願者は減少しました。

正規合格の数次第ですが、場合によってはかなりの追加合格が出るかもしれません。

経済学部

文学部同様、かなり大胆に1次を増やして追加合格を減らしています。

経済

経済政策

会計ファイナンス

経営学

異文化と並ぶ看板学部の経営も志願者の減少が著しい学部です。

両学科とも多くの追加合格を出して来ましたが、今年は他学部同様に1次を増やして追加を減らしてくる可能性もあります。

経営

国際経営

社会学

昨年の社会学科は1次合格を100人以上増やした結果、追加合格をほとんど出しませんでした。多くの1次不合格者が例年通りの追加合格に期待して4次まで待たされたことと思います。

正規を増やして繰り上げを減らすという定員厳格化緩和の目的は果たしているにも関わらず、補欠制を取らない限り全ての未合格者が4次発表まで待つことになります。

何とかならないものでしょうか。

社会

現代文化

メディア社会

法学部

昨年、中央法都心回帰の影響をまともに食らったと思われる立教法。特に国際ビジネス法は志願者を1/3に減らしました。

今年も戻りは鈍く、昨年同様の傾向(追加多め)になるかもしれません。

国際ビジネス法

政治

観光学部

コロナが明けて観光需要も高まる中、人気が回復して来ました。今年は志願者も増えたため一次合格を増やしている可能性が高く、二次以降は以前のように厳しい数になるかもしれません。

観光

交流文化

コミュニティ福祉学部

昨年、大量の追加合格を出したコミュニティ政策。今年は志願者が急減していて昨年通りには行かないかもしれません。それにしても福祉は渋いですね。。

コミュニティ政策

福祉

現代心理学部

心理は初回合格を控え目にする伝統があるのか、追加合格割合が50%を超えることが多い特殊な学科のように見えます。

心理

映像身体

スポーツウェルネス学部

昨年、学部に昇格して募集人員が1.8倍となったスポウェル。合格者は倍以上に増えました。

今年は志願者も増えたため、1次合格を更に増やしているはずです。

まとめ

立教大学の発表回別の合格者数を確認しました。

コロナ明けと定員厳格化緩和の流れを受けて、全体として一次合格増、追加合格減の傾向にありますが、学科ごとのばらつきも感じられるものでした。

個人的には異文化、経営、心理などの人気学科で追加合格が多いことに驚きました。

また、社会学部のパートで書いたように、定員厳格化の緩和で正規合格を増やす狙いは一定の成果が上がっているように見える一方、結局のところ補欠制を取らない大学の未合格者は全員がその状態で3末まで待たされることになり、多くの受験生とその家庭に心理的・金銭的負担を負わせている状況は変わりありません。

そのような無駄な負担を減らす工夫が絶対的に必要だとつくづく思います。

 

ようやく始まる立教の追加合格発表。先はまだ長いですので、忍耐強く待つようにして下さい。よろしければ過去記事もどうぞ。