【中央】狙い目の試験方式はどれだ!?過去6年の受験者数と倍率の推移から探ってみます。

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過去6年間の受験者数と倍率がどのように推移してきたかを確認するシリーズの3回目は中央大学です。

※本ブログの数字には理系学科は含まれていません。

まえおき

大学の規模や偏差値帯、キャンパスロケーションなど、法政大学と比較されることの多い中央大学ですが、実態は全く異なる性質を持った大学と言って良いと思います。

法政のメインキャンパスは都心の市ヶ谷キャンパスであるのに対し、中央は郊外の多摩キャンパス。学部構成も法政がキャリアデザイン学部や人間環境学部など総合系学部を多く含むのに対し、中央は旧来からあるアカデミックな学部が主体となっています。

校風(イメージ)も、華美で派手な法政に対して質実剛健な中央といった感じです。また、法曹の中央と言われる由縁の看板学部・法学部があり、司法試験の合格実績では慶應や一橋といった超難関大学の上を行きます。

試験方式も似てるようで全く異なります。法政が非常にオーソドックスな体系で分かり易いものであるのに対し、中央は少し複雑な体系をしています。また、募集人数は少ないながらも共テ利用には後期もあり、国公立を落とした受験生の受け皿として門戸を開いていたりもします。

そんな中央大学を選ぶ受験生というのは恐らく真面目で学問に対して真摯に向き合うタイプが多いのではないかと想像されます。

前置きが長くなりました。中央大学の受験者数の推移を見ていきましょう。

全体

2018年比で▲16,375人と大きく受験者数を減らしましたが、倍率に限って言えば▲1.9pt。これはGMARCHの中ではかなり善戦している方で、人気トップクラスの明治と同程度の下がり具合です。

ちなみにGMARCHの倍率の絶対値は2023年時点でおおよそ3.5〜4倍に収斂して、どこも似たりよったりとなっています。

一般方式

※このブログでは「共通テスト単独利用」以外の方式を一般方式と呼んでいます。

2019年度に国際経営学部と国際情報学部を開設し、2023年度には法学部を都心に移転するなどの改革を積極的に進めた結果、受験者数の減少は比較的少な目(▲3,704人)です。倍率の低下も▲2.0ptに留め、底堅さを感じさせます。

共通テスト利用方式

一転して共テ利用の受験者数は▲12,671人と激減しました。半減以下です。学部新設や法学部の都心回帰をもってしてもこれです。法政の回で書いたように、共テ対策と一般対策の両立が難しく、共テ利用方式が敬遠されていると予想しています。

詳細は割愛しますが、前の項で書いた比較的堅調な一般方式の中でも共テ「併用」方式に限っては6,898人から1,638人へと1/4以下に減少しています。

「共テ併用方式」「共テ利用方式」のどちらも大きく減少していることは、概ね予想が合っていることを意味しているかもしれません。

他大学との比較

全体

受験者数の減少率は▲25%で、明治を除いてどこも苦戦しているGMARCHの中では平均的な減少率と言えます。

一般方式

減少数の絶対値、率ともに人気の明治と同程度で、かなり善戦していると言って良いかと。

共テ利用方式

こちらは別の大学かと目を疑うほどの減少っぷりです。

法政大学同様、人気は維持しつつも大幅に受験者の数を減らして平均倍率が3倍を切った共テ利用方式が狙い目と言えるでしょう。

 

昨年度の志願状況はこちらからどうぞ

wellbalancedlife.hatenablog.com