【上智】まさかの倍率2倍台!?過去6年の受験者数と倍率の推移に驚きました。

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過去6年間の受験者数と倍率の推移を確認するシリーズの7回目は上智大学です。

※本ブログの数字に理系学科は含まれていません。

まえおき

上智大学は神学部を有するミッション系の大学で、関東私立大学の中では早慶と並ぶ難関校に数えられています。昔から語学の上智と呼ばれ、外国語学部では英仏独だけでなく、ポルトガル語やロシア語など、比較的マイナーな言語を学ぶことが出来ます。

そして、昔から女子が華やかでしたねぇ・・・遠い目。

ところでその上智大学。まさに壊滅的に受験者数が減少していることをご存知でしょうか。そのあたりをご紹介したいと思います。

全体

2021年度から採用した共テ利用方式のおかげで減少速度は緩やかになりましたが、それでも倍率は2018比で▲3.2ポイント。今や2.8倍です。超難関校とは言え、人気のある大学でこの数字は衝撃的です。

一般方式

一般方式は▲3.4ポイント下がって2.6倍と他の大学と比較してずば抜けて低い倍率です。原因は言うまでもなく、2021年度に行われた共通テスト併用方式の導入。

全学部統一日程が外部英語試験必須(しかも英検でなくTEAP)と使いづらい状況にあった中、追い打ちをかけるように共テ併用型を導入しました。独自試験方式を残しておけばまだ良かったものを、完全に切り替えてしまったため受験生からスルーされる事態に。

そしてその共テ併用方式の内容は青山学院に近い形態(共テ+総合問題)で、そのどちらの大学も悲惨なほど受験生を減らしています。

共通テスト利用方式

2021年度には3教科型に先行して4教科型が導入されました。これまた中途半端なこともあって受験生は集まらず、3教科型を導入した2023年度にようやく軌道に乗った感じです。倍率は3.3倍と一般方式よりはまだ普通。

他大学との比較

全体

減少率は他とどっこいどっこいに見えますが、新たに採用した共テ利用と合わせてこれですから・・・

一般方式

・・・一般方式だけとなれば、この有様、半減です。壊滅的とはこのこと。

共通テスト利用方式

2018年には採用されていなかったため、省略します。

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前回の記事で取り上げた明治大学が圧倒的な勝者とすれば、上智大学は完璧な敗者と言えるのではないでしょうか。

この状態を長く続けることは許されるはずもなく、近いうちに独自試験主体の入試方式に戻すのではないかと予想しています。

 

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