いよいよ今週半ばから関東私学の雄・早稲田大学の繰上げ発表が始まります*1。
果たしてこの超人気大学に繰上げ合格というものが存在するのか、発表に先立って3/10に速報された今年度の正規合格数と過去3年(試験方式が途中で大きく変わった一部の学科は2年)の合格数、補欠合格数、繰上率を整理して確認しました。
2023の繰上げ実績はこちらへ
結論から言うと、繰上げはあるものの全合格者に占める割合(≠繰上率)は上智や慶應と比べて圧倒的に低いように感じました。早慶上理とは言いますが、早稲田は別格なのかもしれません。ここら辺は別記事で書きたいと思います。
データと合わせて学部ごとに今年の繰上げ予想を軽くしてますので参考まで。
政治経済学部
さすが天下の早稲田政経。繰上げ一切なしです・・・繰上げは無いものと思って備えましょう。そもそも2020年までは補欠すら出していませんでしたね。
法学部
絶対数は少ないながらも毎年同程度の繰上げを出し、繰上げ率も高めなので期待して待って良い学部だと思います。
教育学部
学科(専修)によっても年度によってもバラつきあって予想は難しいですが、政経のようにゼロという訳ではありません。
余談ですが、今年注目の一般C方式は受験者が非常に少なかったこともあって正規合格をかなり絞り込んだようです。こちらで繰上げが出るようだと実倍率は1倍台(正規合格だけの現時点で2.4倍)もあり得る状況です。
商学部
人気の商学部も政経同様に期待できそうにありません。ただ、グラフにしてませんが2018年度以降で唯一繰上げのあった2020年度に限っては一般方式で100人程度の繰上げ(繰上げ率46%)がありました。
社会科学部
ここも年度によって差が激しい学部です。今年は正規合格を多く出してるので繰上げは微妙かもしれません。
国際教養学部
2021年度以降、センター利用(共テ利用)が廃止されたのに伴ってか、多めに繰上げています。今年は正規合格も少なく十分期待できそうです。
文化構想学部
グラフに出来ていませんが、2018年度ゼロ、2019年度116人(繰上率36%)、2020年度187人(同66%)の繰上げがありました。出す年は大量に出し、出さない年は全く出さないという学科です。
文学部
グラフ以前の年だと2018年度80人(繰上率25%)、2019年度69人(同22%)、2020年度172人(同63%)とコンスタントに繰上げを出しています。今年は正規合格が若干増えていて気になるところです。
受験生のみんなが希望する大学に合格しますように。
*1:一部の学科では繰上げ1回目発表済み