【日本女子】過去6年の繰上数と繰上げ率をグラフで見える化して確認します。今日の合格発表で補欠だった皆さんが気持ちを切り替えられますように。

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本日、合格発表があった日本女子大学。合格された受験生の皆さん、おめでとうございます。

本命校だったとしても併願校だったとしても、ひとつ勝ち取ったことで心が落ち着いたことと思います。残念ながら不合格だった皆さんは併願校や本命校の合格をお祈りします。

で、どのように気持ちを整理したり、モチベーションを維持すれば良いか分からず不安でいるのは、補欠だった皆さんかと思います。

そこで今日は、過去6年分の合格者数の推移を掲載します。

学科別に繰上数と繰上率が分かるようグラフにしてみましたので、ご自身の受験された学科でどの程度の繰上げが過去にあったか確認してみて下さい。

※グラフはグリーン系が正規合格、オレンジ系が繰上合格を表します。

全学部合計

合格者数

結論から先にいうと繰上げ合格が非常に少ないのが本女の特徴です。

また、昨年から合格者数をかなり絞り込んで来ていることも特徴的です。これは総合型選抜や推薦の枠を増やしている影響と思われます。

グラフには未反映ですが、今年の一般入試の全合格者は3,389名(昨年比89%)に減少しています。

繰上率

一時期非常に高かった繰上率(補欠者に対する繰上げ合格者の割合)ですが、ここ数年は一本調子で低下し、昨年は9%と10人に1人繰り上がるかどうかといった所でした。

なお、本日発表された合格者数速報によると今年の補欠者数は昨年から更に減って705名でした。

続いて学科別に昨年までの状況を確認していきます。

家政学

児童

そこそこ繰り上げを出していた児童も昨年は0と厳しい状況でした。かなり合格者数を絞っているところを見ると、募集人数を減らしていたかもしれません。

食物

繰り上げがある年とない年がありますが、全試験合計で正規合格が50人に満たないと繰り上げがあっても良さそうです。

管理栄養士

予想が難しいですが、全試験合計の正規合格者数が70人を下回ると、繰り上げを出す可能性が高くなりそうです。

被服

辞退率が低いのか、あまり繰り上げは期待できない学科かもしれません。

政経

2021年度から傾向が変わったのは共テの募集人数を減らしたのでしょうか。その2021以降で見ると昨年は正規合格数が多く、繰上げ合格が出なかったのも仕方ないかもしれません。

文学部

日文

あまり繰上げが期待できない学科と言えるでしょう。

英文

ほぼ全員が繰り上がる年と全く繰り上がらない年で極端な学科です。

もし今年も同じ傾向であれば、いずれかの繰上げ発表日に合格者が一人でも出れば、他の補欠の方にも回ってくる可能性が高いと言えそうです。

日文以上に繰上げが少ない学科です。補欠の方は大きな期待をせず、気持ちを切り替えましょう。

人間社会学

現代社

この学科も出す年と出さない年の差が大きいように見えます。

また、明らかに2022から合格者数を絞り込んでます。推薦での募集を増やして、一般入試の枠を減らしているかもしれません。

社会福祉

昨年は3教科型の正規合格者数を増やした結果でしょうか、繰上げが出ませんでした。全合格者数で見るとかなり少な目でしたので、補欠の方には厳しい結果となりました。

教育

繰上げ予想が難しい学科ですが、過去6年で見ると繰上げ無しの年の方が多い状況です。

心理

2021年までは比較的多くの繰上げを出していましたが、直近2年はかなり少ない人数となりました。また、合格者自体を抑制気味です。今年はどうだったでしょう。

国際文化学部

国際文化

昨年の改組で学部として独立した国際文化(旧・文化)は英語外部試験方式の合格者割合を増やすようになりました。

繰上げ合格は他学科に比べるとコンスタントに出す傾向にあります。

建築デザイン学部

今年の改組で建築デザイン学部として独立し、学科統合された旧居住環境と旧建築のデータを参考に掲載します。

建築デザイン

(旧)居住環境

(旧)建築

理学部

数物情報科学

他学科に比べて補欠者数そのものが少ないのが特徴的です。

補欠者の大多数がが繰上がる年と、全く繰り上がらない年と、極端な傾向にあります。

化学生命科学

ここ数年はほぼ繰上げを出しておらず、繰上げは期待せずにいた方が良さそうです。それにしても合格者の絞り込みが半端ないですね。。

まとめ

日本女子大の合格者数を正規、繰上げ別に見て来ました。整理すると

  • 合格者数を絞り込んでいる学科が多数あり
  • 全体として繰上げ率は低下傾向
  • 個々に見ると繰上率は変動が大きく、繰上げゼロの年もある
  • そもそも繰上げの絶対数は少なく、特に昨年は少なかった

本女同様に繰上げデータを開示している上智が盛大に繰上げを出すのに対し、本女は辞退率の予想精度が高いのか、繰上げ合格はごくわずかなことが分かりました。

補欠だった受験生の皆さんはこれから3月下旬まで心理的にキツい状況が続く可能性があります。

少しでも早く気持ちを切り替えて、次の試験で実力が発揮できますように。

 

昨年の繰上げ予想記事(大きく外しました)はこちら

昨年入試の総括はこちら