私立大学の入試試験も概ね終了しました。私立専願の皆さんはお疲れ様でした。後期に挑む方や国公立を目指す方はもうひと踏ん張り頑張って下さい。
今日は合格発表間近の早稲田大学の合格者推移を過去4年分(一部の学部は3年)掲載します。
正規合格だけでなく、繰上げ合格の推移も直感的に分かるようグラフにしましたので参考になるかと思います。
(2024/3/12 今年の正規合格数が発表されました)
文系全学部
分かりづらいですが少しずつ合格者は増えています。
内訳でいうと「正規合格増」「繰上げ合格減」な状況で、直近の繰上げ合格割合は7%まで低下しており、上智(24%)や慶応(13%)に比べると少なめです。
※グラフのグリーン系は正規合格、オレンジ系は繰上げ合格を表します。
下記は繰上げ合格がある試験方式だけを集計したグラフです。傾向は変わらずでしょうか。
続いて学部ごとに見ていきます。
政治経済学部
共テ利用合格が非常に多いのが特徴です。難関国立大受験生の併願先なんでしょうね。
繰上げ合格は看板学部ということもあって、知る限りゼロです。
補欠になった方は期待せず待ちましょう。
政治
経済
国際政治経済
法学部
政経同様、共テ利用合格の占める割合が高い学部です。
また、正規合格を徐々に増やしてきた結果、ついに昨年の繰上げはゼロとなりました。
教育学部
昨年始まったC方式で正規合格を比較的多めに出した英語英文、地歴、公共市民、複合文化でA/B方式の正規を若干減らしています。
教育
生涯教育
教育心理
初等教育
国語国文
英語英文
社会_地理歴史
社会_公共市民
複合文化
商学部
昨年は2021年に試験方式が大きく変わって以降初めて繰上げを出しました。
社会科学部
社会科学
ここ2年は正規合格を大きく増やし、繰上げがごく少数となっています。
国際教養学部
国際教養
社学とは対象的に正規減少・繰上げ増加の傾向で、早稲田らしくないグラフとなりました。
文化構想学部
グラフに出来ていませんが、2018年以降、ほぼ毎年1,400人程度の合格を出しています。
正規合格が1,400人を下回れば繰上げを出す可能性が高まりそうです。
文学部
センター利用を廃止した2021以降は正規合格増、繰上げ減の傾向にあります。
今年の一般方式は志願者が若干増えていますので正規合格がもう一段増えるかもしれません。
まとめ
早稲田大学の合格者推移を見てきました。
志願者が減少傾向にある中、合格者は確実に増えており、かつてに比べると入りやすくなったのではないでしょうか。
全般的に正規が増えて繰上げが減っているいることは間違いありませんが、学部学科ごとに異なる傾向にあることも分かりました。
早稲田は二次発表の前に正規合格者数を公表しますので、その数字を確認すると繰上げ確率がある程度予想できるかもしれませんね。
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