慶應義塾大学に厳格化緩和ショックは起こったのか!? 繰上げ率の推移から見る今年の懸念点を確認します。

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私学最高峰の大学のひとつ、慶應義塾大学・文系学部の合格発表が終了し、残すは繰上げ発表を待つだけとなりました。今日は過去3年の開示データと今年の開示データを元に厳格化緩和の影響を確認し、もうひとつの気になる点を指摘します。

記事の最後には各学部ごとの繰上げ率の推移も掲載しておきますので参考になればと思います。

☆データは文系学科のみ

全学部

まずは全学部の合格傾向から。グラフは正規合格と補欠、補欠合格数、そして繰上げ率を表しています。

今年度の正規合格、補欠ともに前年並みで、厳格化緩和の影響がほぼ無かったことが分かります。さすが孤高の道行く慶應義塾大学。国の政策になど振り回されず、我が道を突き進んでるように見えます。

一方で目に付くのが2021年以降の6〜7割という高い繰上げ率。補欠数を絞ったのでなく補欠合格が増えることで高率になっていることから、辞退者の急増が起きたと推測できます。この時期はコロナ禍の影響で地元志向が高まった時期と重なります。大学の想定する以上の辞退者が出たのかもしれません。

そう言えば上智慶應ほどではないですが2021年に繰上げ率が高まりました。

wellbalancedlife.hatenablog.com

ということは、昨今のコロナ禍の落ち着きが今年度の繰上げ率に逆の影響を及ぼす可能性があると言えます。今年度は東京回帰の流れで辞退率の減少が予想されますので、繰上げ率はコロナ以前の状況に戻るかもしれません。補欠対象の方は脱コロナショックに心の準備を。

各学部

各学部ごとの繰上げ率の推移を掲載します。どこも似通っていますが、総合政策や環境情報だけはコロナ禍前から繰上げ率が高く、少し特殊な傾向があるようにも見えました。立地や学部のポジションにもよるのでしょうかね。

経済

総合政策

環境情報

 

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受験生のみんなが希望する大学に合格しますように。