昨日は立教大学の合格発表日でしたね。受験生の皆さんお疲れさまでした。1回目で合格された方はおめでとうございます。合格しなかった方も出来るだけ早い発表で合格の二文字を見られるといいですね。
2018~2023の追加合格状況はこちらの記事へ
ところで数年前の話になりますが、すでに他大に合格して入学式を待っていた知り合いの娘さんのところに3末(確か3/30頃)になって立教から追加合格の電話があったようです。入学手続きを終えていた大学よりも志望順位が高かったので慌てて手続きしてました。
自宅から通える大学だから良かったものの、地方の受験生がこのタイミングで合格連絡もらっても困りますよね。
立教はまたタチの悪いことに、自分が「補欠候補」かどうかすら分かりません。未合格者全員が4回目発表まで合格の可能性が残された状態で過ごすことになります。。
いやー、それってどうなの!?キツいよねぇ。学校側の都合を優先する姿勢は改善してほしい。そういったこと続けてるから志願者激減してるんじゃないのかな。
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という訳で立教受験生はこの先も気を揉む期間が1ヶ月以上続きます。今回はそんな立教大学の過去5年の合格者推移を確認し問題点を指摘します。また、記事の最後には追加合格者数の一覧も掲載しておきますので受験生の皆さんの参考になればと思います。
☆例によって文系学科データです。
合格者推移
まず全方式を合算した合格者の推移を見てみます。
1回目合格を増やしながら追加合格も増やしてきた結果、全合格者に対する追加合格の割合は2021年度にピークの21%となりました。41%の驚異的な繰上げ数を叩き出した上智と比べれば大したことありませんが、それでも2018年と比べると3倍なので高いなと感じます。しかもこの年は3,4回目の合格(1,736人)が2回目(932人)の倍近くあります。冒頭エピソードの娘さんじゃありませんが、4回目合格って方も多かったんじゃないでしょうか*1。
次のグラフは2020までは個別日程試験、それ以降は一般入試の合格者を抜粋したものです。この2方式だけ合格発表が複数回あり、追加合格者が出るものです。
これらの方式だけで見ると、2020年度に追加合格者の割合は34%に達し、合格者の3人に1人は追加合格だったことが分かります。
と、ここまでは追加合格多めで悪くない話にも思えるのですが。問題は立教が補欠者を発表しないことにあります。つまりは未合格者全員が補欠とも言えるのです。ゾッとする数の補欠者がいることになります。
未合格者推移
次のグラフで受験生にとっては残酷な未合格者の時系列推移を見てみます。多くの受験生が未合格のまま4回目の発表まで待たされ、その大多数が不合格とされていることがよく分かります。
多くの未合格者に期待を抱かせながら3末まで過ごさせることがどれだけ残酷なことか大学側もよく考えてほしいと思います。
- 補欠制の導入
- 補欠順位の通知
- 辞退率の予測精度向上(1回目合格率の向上)
などなど、入試運用の改善に取り組む必要があるのではないでしょうか。
最後に入試方式を変えた2021年度以降の合格数データを掲載しておきます。文字小さくてごめんなさい。
☆追加合格がある方式のみ
こちらの記事もどうぞ。
受験生のみんなが希望する大学に合格しますように。
*1:この年だけ内訳出てました。3回目1167人、4回目569人