日本女子大学の補欠繰上げ学科を予測します。長期戦に向けて心の備えになりますように。

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日本女子大学の昨年データを検証し、今年度入試で繰り上がりの可能性が高い学科を予測しました。

 

最新の予測はこちらにまとめてあります。よろしければどうぞ。

3/14 初の繰上げ合格が出ました。

3/27 合格者数が確定しました。

wellbalancedlife.hatenablog.com

繰上げ概況(2022年度)

昨年の繰上げ状況をざっくり見てみます。

入試結果(2022年度)

正規合格(3967人)は全受験者(9207人)に対して43%。倍率で言うと2.3倍。2021年度より減らしたとは言え、比較的多くの正規合格を出している大学です。

一方で補欠合格者(211人)は補欠者(1071人)に対して20%程度しかおらず、倍率換算で5.1倍でした。繰り上がる可能性は十分ありますが、正規合格しておきたくなる数字です。

学科別繰上げ状況(2022年度)

学科別の繰上げ状況はこうでした。

2022繰上げ状況1

日本女子大が特異なのは繰上げ合格の無い学科が多くある点です。大抵の大学では殆どの学科で補欠合格が出るものですが、このようにはっきりと明暗が分かれる大学も珍しいと思います。

また、繰上げ合格を出す学科は補欠数の大小に関係ないようにも見えます。児童学科が37人の補欠に対して21人も繰上げておきながら、104人の補欠を出した日文は繰上げゼロで、日文と同程度の103人の補欠に対して55人も繰上げた現代社会。

補欠を出す基準が甘いというか、辞退率の予測精度が低いのでしょう。

繰上げの可能性は予測できるのか

上で見たように、補欠数の大小ではその学科で繰上げがあるのか無いのか予測できそうにありません。別の指標を加えて検証を進める必要があります。

次の表は正規合格者に対する補欠者の割合を指標として追加したものです。これを見ると少し傾向が見えてきます。

2022繰上げ状況2

この指標が高い学科で繰上げを出す傾向にあるように見えます。

更にひとつ指標を追加したのが次の表です。文字が小さくてごめんなさい。

2022繰上げ状況3

追加したのは過去4年の平均合格者に対する2022年度の正規合格者の割合です。この割合が高い学科はこの時点で必要な入学者数を確保できる目処がついたとも言え、繰上げを出さない可能性が高くなると思われます。

2022年度はこの指標が100%を超えた学科では児童学科を除いて繰上げがありませんでした。逆に80%を下回ると繰上げ率が高くなることも分かります。

仮説

ここまでの確認に基づいて繰上げが行われる学科の仮説を立てました。単年度のデータによるものなので信頼性についてはご容赦下さい*1

  1. 正規合格数が繰上げを含む過去の平均合格数比で80%未満の学科
  2. 同指標が80%以上100%未満かつ補欠数が正規合格数比で50%以上の学科

2023年度の繰上げ学科を予測

2023/2/17時点の開示データをもとに繰上げ学科を予測します。

2023年度

仮説1に該当する学科を青、仮説2に該当する学科を緑で示しました。この2つにあてはまる学科は繰上げが行われる可能性が高いと予測します。

オレンジは仮説2に少し届かない学科ですが、十分に繰上げの可能性がある学科です。

塗りつぶしの無い学科は残念ながら確率は低いでしょう。ただし昨年の児童のように仮説に当て嵌まらずとも半数以上の繰上げ合格者を出した学科もありますので何が起こるか分かりません。

3月下旬まで続く補欠合格の発表。候補者にとっては長い長い1ヶ月になると思います。この予測が少しでもお役に立てることを祈っています。

 

受験生のみんなが希望する大学に合格しますように。

 

*1:2022年度は児童と居住が当て嵌まらず