今日はGMARCHで圧倒的人気を誇る明治大学の志願者数が確定しましたので、チェックしてみます。全学部入試も2/5と近付いてきましたしね。
☆集計の都合上、文系学科に限った話となります。
まずは明治大学の入試方式をざっくり見てみます。
●学部別入試
●全学部統一入試
●共通テスト利用入試
の3種類です。非常にオーソドックスな試験方式です。
いくつかの学部と試験方式において、英語4技能利用型試験も用意されています。が、現時点では下記の限られた学部だけとなっています。
学部別入試
商学部(出願資格タイプ)
経営学部(出願資格+加点タイプ)
国際日本学部(出願資格タイプ)
全学部統一入試
経営学部(出願資格+得点換算タイプ)
国際日本学部(出願資格+得点換算タイプ)
共通テスト利用方式では英語外部試験を利用出来ませんが、3科目〜7科目まで柔軟に科目数を選択することが出来るため、国公立大志願者にとって明治は併願候補の筆頭になるのではないでしょうか。
この過去から連綿と続くシンプルな試験方式は、受験生が余計な対策を取る必要が無く、志願し易い状況を作り出していると思われます。良いのか悪いのかは別として。
といった前提を踏まえて志願者数の推移を見ていきます。
受験者人口が減る時代にあって+5,202人と大きく増加しています。やはり人気は健在です。増加率でいうと+7.3%です。他の大学からすると垂涎の的でしょうね。
続いて個別試験と共テ利用試験それぞれの状況ですが・・・
留まることを知らない勢いです。
意外なことに、共テ利用は昨年度大きく志願者を減らしていたようですが今年度ほぼ回復しています。昨年度何があったんでしょうね。
両方式とも大幅に増加した結果、合計志願者数が猛烈に伸びて最初のグラフのような形となりました。
ぶっちゃけ、今年度の関東私立文系人気校で唯一気を吐いていたのは明治大学だけです。他はボロボロ。敢えて探せば、学習院くらい。
こちらも一体何があったのか、10%以上の増加率です。これは別で考察してみたいと思います。
話を明治に戻します。以下は学部別の動向。
国際系はコロナ禍でも伸びていましたが、一息ついた感じでしょうか。その他は満遍なく順調です。特に経営、商、法などの主力学部で大幅な増加が見られます。
こうして改めて学部編成を見てみると、奇をてらった所が無く、オーソドックスな構成をしていますね。試験方式と合わせコンサバティブな姿勢が伺えます。
こういったコンサバな試験方式、オーソドックスな学部・学科構成などが受験生に取って安心して準備が出来る一因となって高い人気を維持しているのかもしれません。
受験生の皆さんに暖かな春風が吹きますように。