【上智】過去6年の合格者推移を学科別にグラフで紹介します。来年の受験生は必見です。

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早いもので試験方式によっては来週から合格発表が始まりますね。

今回は上智大学の合格者の激増っぷりを学科ごとにグラフで紹介します。

※本ブログは文系特化の内容となります。

グラフは試験方式別に正規/繰上げそれぞれの合格者数を分かるようにしてあります。目を凝らして見ると来年の受験生は何かの参考になるかもしれません。

※グリーン系が正規合格、オレンジ系が繰上げ合格を表します。

文系全体

2021年からの共テ利用方式導入もあり、

合格者の激増っぷりがひと目で分かります。

また、2021年までは正規合格を減らして繰上げ合格を増やしてきたことも見て取れます。

結果、全合格者に占める繰上げ合格の割合は2021年に41%まで達し、半数近くが繰上げ合格者という異常事態になりました。

文科省のお達しがあったか知りませんが、その後は正規合格者の数は回復傾向にあり、直近では繰上げ合格の割合は24%まで低下しています。

 

それでも早稲田の7%、慶應の13%と比べて非常に割合が高く、これが上智入試の特徴と言えるかもしれません。

続いて学部別の状況を確認します。

神学部

全体の傾向に近い動きをしています。共テ利用の志願者数が3倍に増えた今年は昨年以上の合格者を出す可能性が高いでしょう。

文学部

昨年の独文、新聞はいったい何が起こったのかと驚くほどの増加幅でした。こんなこともあるんですねぇ。

国文

英文

ドイツ文

フランス文

新聞

総合人間科学部

社会福祉の増加が目立つ程度で上智の中では比較的落ち着いた学部と言えるかな・・・いや、言えないか。

その社会福祉も、今年は志願者が減少(特に共テ3教科型は1/4に激減)しているため合格者数はかなり減ると思われます。

教育

心理

社会

社会福祉

法学部

グラフ作りながら思ったのですが、3学科とも共テ利用以外の試験では正規合格者の数がキリの良い数字(5人もしくは10人刻み)なんですよね。これは推測ですが予め正規合格の人数を決めてあるのかもしれません。

・・・よく見ると他学部も5人刻みプラス1とか2ですね。予め決めた人数で切って、同一得点者がいたらプラス1とか2になる感じかも。

国際関係法

地球環境法

経済学部

昨年の経済の急激な増加が目立ちます。今年も共テ利用志願者が増えていますので更に増えそうです。

経済

経営

国語学

英語どうした!?2021あたりに定員増やしたんですかね?

2018の志願者が1214人、2023が1182人とほぼ横ばいにもかかわらずこの状況ですから、平均倍率に至っては9.3倍から2.5倍にまで落ち込みました。

それでも最新のTEAP利用ボーダー偏差値は60です。2018当時の受験生が見たら怒りまっせ、これ。

英語

ドイツ語

フランス語

イスパニア

ロシア語

ポルトガル語

総合グローバル学部

英に負けず総グロの増加幅も大きいです。この間に志願者は2371人から1885人に減少してますので平均倍率は7.9倍から2.7倍にまで急落しています。

グローバル系の人気が落ちているとは聞いていましたが、これほどとは思っていませんでした。

総合グローバル

まとめ

早慶と並ぶ超難関校の上智大学ですが、こういった経年データを見る限り、かなり人気を落としてしまったと言わざるを得ません。

以前の記事でも書いた通り、

  • TEAPしか利用できない全学部日程
  • 共テ必須の学部別日程

が大きく影響していると思われます。

あとは、青学や立教と被る試験日程も少し影響しているかもしれませんね。

 

倍率に関する記事はこちら

今年はさすがに志願者増えました