すっかり忘れていましたが上智大学も志願者数の確定報が出ていました。増減が大きかった学科を試験方式別に掲載して、少し考察してみました。
結論から先に書くと、上智を受けるもしくは別大学を主軸に考えているが上智も狙ってみたい来年度の受験生は、英検でなくTEAPでスコアを取っておくと合格の可能性が格段に上がるはずです。
※数値は2022年度→2023年度→2024年度(2023年度比)です
TEAP利用方式
11月発表の河合ボーダー偏差値が軒並み下落していたにもかかわらず、昨年と同程度の志願者数となりました。
倍率も2〜3倍前半の学科が多く、早慶上智の中では最も狙い目の試験方式ですが、やはりTEAP指定ということがネックなのでしょうか。
共テ併用方式や共テ利用方式と同様、複数の外部試験から自由に選択できるようになればこの状況は変わるかもしれません。
何はともあれ、来年度以降の受験生は英検でなくTEAPでスコアを取ってこの試験を利用することを強くお勧めします。他大学でもTEAP使えますしね。
★増加
ポルトガル語 201→142→210(147%)
☆減少
目立った学科なし
共通テスト併用方式
人気の薄い共テ併用方式もさすがに平均倍率が2倍台に落ちてきたこともあり、今年は若干の増加です。昨年2倍割れした学科での増加が目立ちます。
★増加
独文 142→129→211(162%)
仏文 154→119→160(134%)
地球環境法 307→198→277(139%)
独語 230→171→258(151%)
仏語 270→262→427(163%)
イスパニア語 333→276→369(133%)
ロシア語 272→226→338(149%)
ポルトガル語 275→200→276(138%)
☆減少
目立った学科なし
共通テスト利用方式(3教科型)
TEAP方式同様に河合の事前予想ボーダーが軒並み下がっていた共テ利用方式ですが、さすがに80%台前半の学科には志願者が殺到した模様です。
★増加
神 29→88(300%)
哲 115→269(230%)
国文 114→342(299%)
新聞 198→269(135%)
教育 151→198(131%)
国際関係法 202→682(335%)
経済 191→306(158%)
英語 181→304(167%)
独語 127→173(136%)
イスパニア語 171→245(143%)
ポルトガル語 88→433(492%)
総合グローバル 368→495(134%)
☆減少
独文 150→99(66%)
社会福祉 289→74(26%)
仏語 196→130(66%)
共通テスト利用方式(4教科型)
3教科型に同じで、事前予想ボーダーが70%台〜80%ちょうどあたりに下がった学科で志願者が急増しました。
★増加
神 33→9→22(244%)
哲 110→75→130(171%)
史 101→80→124(154%)
独文 46→49→107(218%)
新聞 78→71→118(166%)
教育 74→83→117(140%)
社会福祉 69→64→103(159%)
国際関係法 106→178→265(148%)
地球環境法 144→50→73(146%)
英語 133→131→193(147%)
独語 60→43→88(202%)
ロシア語 55→55→94(167%)
ポルトガル語 198→22→151(686%)
総合グローバル 207→184→360(193%)
☆減少
目立った学科なし