【青山学院】共通テスト予想ボーダーの信頼性を過去2年のデータを元に検証!!3教科型の合格可能性は80%以上!!

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「共通テスト ボーダー」の検索で来られる方が増えてきました。やはりこの時期はボーダーが気になりますよね。

そこで、この記事では河合塾が発表している予想ボーダー(11月発表版)の信頼性を2回に分けて検証してみたいと思います。

1回目は青山学院大学です。

試験方式

共通テスト利用方式

検証年度

2022年度

2023年度

利用データ

入試難易予想ランキング表(2021/11/18_河合塾発表)

入試難易予想ランキング表(2022/11/21_河合塾発表)

2022年度 入学者選抜結果(青山学院大学発表)

2023年度 入学者選抜結果(青山学院大学発表)

結果

2022年度

・予想ボーダー得点で合格できたのは、3教科型18試験のうちの14試験(78%)と4~6教科型4試験の全てで、計18試験でした。

・その18試験の予想ボーダーと合格最低得点の乖離は平均で+3.3%、最大はコミュニティ人間科学3の+9.8%でした。

・予想ボーダー得点で合格できなかった試験は4あり、全てが3教科型でした。

・その4試験の予想ボーダーと合格最低得点の乖離は平均で-1.4%、最大で史3の-2.5%でした。

・乖離の分布を下記に示します。

※【乖離】=【11月予想ボーダー】−【合格最低得点率】

2023年度

・予想ボーダー得点で合格できたのは3教科型18試験中の16試験(89%)、4~6教科型14試験中の4試験(29%)の計20試験でした。

・その20試験の予想ボーダーと合格最低得点の乖離は平均で+3.0%、最大は史3の+7.5%でした。

・予想ボーダー得点で合格できなかった試験は12あり、内訳は3教科型が2、4~6教科型が10でした。

・その12試験の予想ボーダーと合格最低得点の乖離は平均で-1.9%、最大で社会情報4Bの-6.5%でした。

・乖離の分布を下記に示します。

※【乖離】=【11月予想ボーダー】−【合格最低得点率】

試験別データ

試験別に両年度のデータを掲載します。

※表は左右にスクロールします

学科 試験方式 2022 2023
予想
ボーダー
最低
得点率
予想
ボーダー
最低
得点率
英米 共テ3 84% 82.6% 83% 80.3%
仏文 共テ3 79% 80.2% 81% 74.8%
日文 共テ3 85% 83.3% 84% 82.3%
共テ3 82% 84.5% 85% 77.5%
共テ6 - - 80% 80.3%
比較芸術 共テ3 86% 86.2% 87% 86.0%
教育 共テ3 85% 80.6% 81% 81.6%
心理 共テ3 87% 82.2% 83% 82.9%
経済 共テ4 83% 79.8% 80% 80.8%
現代経済デザイン 共テ4 82% 79.6% 80% 78.2%
共テ3 86% 80.0% 80% 80.6%
共テ5 - - 76% 77.4%
ヒューマンライツ 共テ3 84% 80.0% 80% 76.3%
ヒューマンライツ 共テ5 - - 75% 76.1%
経営 共テ3 85% 84.2% 85% 80.3%
マーケティング 共テ3 86% 85.3% 86% 81.0%
国際政治 共テ3 88% 86.3% 87% 83.8%
国際政治 共テ4 84% 76.7% 77% 82.5%
国際経済 共テ3 88% 86.3% 87% 82.8%
国際経済 共テ4 84% 78.3% 79% 80.7%
国際コミュニケーション 共テ3 89% 87.8% 88% 85.3%
総合文化政策 共テ3 89% 88.0% 88% 83.0%
総合文化政策 共テ4 - - 86% 85.2%
総合文化政策 共テ5 - - 84% 83.5%
社会情報 共テ3 85% 86.7% 87% 85.3%
社会情報 共テ4A - - 85% 83.6%
社会情報 共テ4B - - 81% 87.5%
社会情報 共テ5 - - 83% 83.8%
地球社会共生 共テ3 85% 84.3% 85% 80.0%
コミュニティ人間科学 共テ3 88% 78.2% 79% 77.8%
コミュニティ人間科学 共テ4 - - 77% 77.8%
コミュニティ人間科学 共テ5 - - 75% 77.8%

※黄マーカー:予想ボーダー < 合格最低得点率

考察

そもそも河合塾公式HPによると、予想ボーダーの定義は

ボーダーラインは河合塾が予想する合否の可能性が50%に分かれるラインを意味します。

とあります。青山学院大学のこの2年で見ると70%の割合(54試験中の38試験)で合格しているため、定義よりは上振れているようです。

主に私文専願の受験生が利用する3教科型に限ると、予想ボーダーを取れれば83%(36試験中の30試験)が合格しているうえ、予想ボーダーと実際の最低合格得点とのマイナス側の乖離は最大でも-2.5%しかなく、非常に信頼性が高い予想と言えます。

逆にプラス側の乖離は大きめに出る(予想ボーダーを高めに出している)試験が多く、5%以上の乖離もそこそこあります。過去問で予想ボーダーに届かなくとも希望する大学には積極的にチャレンジして下さい。

その一方で国公立併願受験生が主に利用するであろう4~6教科型は下方向に乖離することが多く信頼性が高いとは言えません。予想ボーダーは当てにせず臨んだ方が良いでしょう。4~6教科型は受験生の絶対数が少ないため、ブレが大きく予想が難しいのかもしれませんね。

 

その他の青学の情報はこちら。よろしければどうぞ。