センター試験時代の入試を振り返る5

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前回は偏差値だけでなく、複数のデータを収集して比較し易い表形式でリスト化しておくと受験校や試験方式決める際に役立ちますよ、という話でした。

  • ボーダー偏差値
  • 募集数
  • 合格者数
  • 倍率
  • 合格最低得点(率)

wellbalancedlife.hatenablog.com

 

今回は募集数から見えてくることを(データの母集団が小さいのでほぼ推測ですが)書きます。

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募集数と合格者数の逆転例

まず、募集数の絶対値にあまり意味がないことに気付きます。例えば明治の経済学科と法学科の一般試験。経済の方が募集数少ないのに合格者は多いという逆転現象が起きています。

そして、どこの学科のどの試験方式も募集数の数倍(十数倍のところも)の合格者を出していることも分かります。当然ですが私立は複数受験できるため合格者の一部しか入学しないことを見越してのことです。

と言うことで募集数の絶対値はあまり気にする必要はありません。

 

しかし、募集数が少ない試験方式では(1)倍率が高めになり(2)倍率変動が大きくなる可能性が高い*1、ように見えます。

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募集数が少ない試験方式は倍率が・・・

たかが2年のデータですが、募集数の少ない明治の経済学科(全学部統一)や法政の法学科(T日程)の倍率を見てみると、それぞれ

  • 8.7倍→13.9倍(60%増)
  • 7.6倍→10.1倍(33%増)

と比較的大きく変動*2しています。

 

以上を整理すると

  • 募集数が少ない(≒合格者数が少ない)試験方式を選択する場合は
  • 大きく変動する可能性が高いため過去の倍率を当てにし辛い

ということでしょうか。

 

あまりにも少ないデータから推測してるので、ぜひもっとデータを収集して各ご家庭であれこれ検証してみて下さい。

 

今日はこの辺で。

 

*1:母数が小さいため、わずかな受験者数の変動が倍率に大きな影響を与える

*2:同じく募集数の少ない法政の法学科(センター利用)は合格者を大量に出すことを前提にしているようなので当てはまらない